三菱地所リアルエステートサービス株式会社

RECRUIT 2022

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Project Talk 01

Project Data

社内連携でスムーズな不動産売却を実現

ある日、破産管財人から三菱地所リアルエステートサービスに、破産企業が所有する都内の物件について売却の相談があった。窓口を担った営業二部・前嶋は、物件の状況を鑑み不動産鑑定を行うことを提案。鑑定部より、メイン担当の塚田・統括の中島を含め4名が本案件に参加した。

※破産者の財産の管理や処分を行う権利を有する者で、裁判所から選任される。

前嶋 祐輔
営業二部
2008年入社

新卒で入社、11年間にわたって流通事業グループに在籍。「10年以上この仕事をしていても、新しい案件を担当するたびに発見がある。そうして身につけた知識やスキルによってお客様の期待に応えられる幅が広がっていく点に、売買仲介業務の面白さを感じる」と語る。

塚田 佑介
鑑定部
2004年入社

新卒で入社、12年間にわたって流通事業グループに在籍。売買仲介に携わる中で不動産鑑定業務に関心を抱くようになり、2016年に現部署に異動。現在、不動産鑑定士の資格取得を目指して勉強中。

中島 寛
鑑定部
2017年入社
(キャリア入社)

新卒から不動産鑑定補助業務に従事、2007年に試験合格。不動産鑑定士取得後は資格を活かしながらコンサルティング業務などを経験、キャリア入社で当社へ。お客様に近い距離で仕事ができる点に、三菱地所リアルエステートサービスで働くやりがいを感じている。

Project Talk 01

不動産鑑定の実施を破産管財人に提案

前嶋 お客様のご相談内容や不動産の状況に合わせて、事業グループを超えて案件に取り組む機会は、当社の場合多々あります。売買のご提案だけでなく、賃貸事業グループと連携して建物の賃貸借利用も選択肢としてご提案を行ったりするなど。鑑定部のお二人とも、よく一緒に仕事をしていますよね。

塚田 鑑定部に所属していると、3案件に1つは他事業グループと協業で進めている印象です。このプロジェクトも、「鑑定部と協力して取り組みたい案件があるのですが」と前嶋さんから相談をいただいたのが始まりでしたね。

前嶋 この物件は破産した企業が所有していたもので、通常案件とは異なり、破産管財人を中心に金融機関等の債権者など様々な利害関係者が存在します。適正な手続きのもと、透明性の高い価格で売買を行う必要がありました。そこで、物件の適正価格を把握するために不動産鑑定を行うことを破産管財人の方にご提案したんです。

中島 前嶋さんに同行して先方に訪問、そもそも「不動産鑑定とは」といった基本的なことについてご説明しご理解いただいた後、対象物件の資料をお預かりしました。破産管財人が関わる案件は守秘性が高いケースも多いので、売買仲介と不動産鑑定を一つの会社内で提供できる当社の強みが活きる形になりましたね。

塚田 前嶋さんのお話では対象物件が特殊な条件を有しているとのことで、売却先がかなり絞られるのではないか、と感じていました。私は流通事業グループ在籍時に破産や企業再生案件に携わる機会も多かったため、鑑定・売却どちらについてもハードルが高いことを想定した上でのプロジェクトスタートでした。

Project Talk 02

力を合わせ、短納期での業務を遂行

中島 鑑定部からプロジェクトに参加したのは4名。不動産鑑定士の資格を有する私が統括、塚田さんが主担当を務めました。現地へ足を運んで物件調査をしたり、該当エリアの公示地価や路線価、マーケット情報など収集した資料の分析を手分けして行うなど、役割分担をしながらの部内協業が不可欠でした。

塚田 鑑定評価を行うには近隣の取引事例といったマーケット情報の調査も重要になりますが、物件が特殊なことから、対象物件があるエリアのものだけでは事例が少なく適正な鑑定評価ができませんでした。それではどこまで範囲を広げて事例を収集するかという点で私と中島さんとで見解が分かれる部分があり、議論したこともありましたね。

中島 しかしそういった話し合いを重ねることで、対象物件の状況を多角的に検証することができました。それが結果的に、鑑定評価の公正さや透明性を高めていくことにつながったと感じます。

前嶋 依頼者様のご事情により、受託から評価書提出までの期間が約3週間と、通常よりもかなり短い期間での対応をお願いしました。そもそも物件の状況が複雑なところに、さらに短い納期となったため、鑑定部の皆さんは苦労されることも多かったと思います。そのような中でも、お二人のリードのもとメンバーが力を合わせてくれた結果、質の高い評価書をお約束の期限にお客様へお届けすることができました。

中島 確かに、通常の案件よりは大変でした(笑)。先ほどお話しした状況から収集する資料の範囲が広く、分析しなければならない量も増えましたので。けれど、塚田さんと話し合ったり、前嶋さんと進捗状況や今後の見通しについて常々情報共有していると、「皆で力を合わせてプロジェクトに取り組んでいる」楽しさと充実感を覚えました。

塚田 当社では社内協業するシーンが日常的にあるため、こういう時に何が大切か、どんな取り組みをすれば効率よく仕事が進むかを皆が理解しています。今回も、情報や資料をしっかり共有できるよう社内システムの中の特定フォルダ内で作業する、文書などの規格を統一するなど、基本的なことからメンバー全員が意識を共有することによって、案件をスムーズに進めていくことができたと思います。

Project Talk 03

ひとつのチームとして

前嶋 鑑定部が仕上げた評価書は、あらゆる角度からの検証が行われた隙のないもので、破産管財人の方にも納得して頂くことができました。その後、評価額を指標としてターゲットを絞った効果的な売却活動が展開でき、結果的に売主となる破産管財人の方も買主の方も納得のいく価格で売買取引は成立しました。

中島 このプロジェクトをスムーズに進行させるために私たち鑑定部に求められたのは、鑑定についての説明をしっかりと行って破産管財人の方に十分ご理解いただくことと、信頼性の高い評価書を提出することでした。使命を果たせたことで大きな達成感がありましたね。

塚田 評価書を提出したところで私たち鑑定部の手はいったん離れますが、評価を行った物件がその後どんな状況になり、どんな結末を迎えたかはいつも気になっています。本件において、前嶋さんはその後も逐一報告してくれました。無事クロージングに至ったとお聞きした時は嬉しかったですね。近々、チームメンバーで祝杯を上げる予定です。

前嶋 鑑定部と協業する機会はこれまでもありましたが、今回は与えられた期間が短かった分、協働する機会が多く、鑑定部の考え方などをリアルタイムに学ぶことが出来ました。多彩な不動産サービスをワンストップで提供できるという当社の強みを活かすべく、お客様のご相談をお聞きしながら流通事業グループ以外の部署にもつなげられる要素はないか、いつも意識しています。これからも力を合わせる機会は多々あると思いますので、その際はよろしくお願いします。

中島 当社では各部署にそれぞれのプロフェッショナルが在籍しているので、知識やスキルを共有できることが、お互いにとっても大きなメリットだと思います。自分だけでは超えられないハードルも、周囲の協力を得て、ともに取り組むことで必ず乗り超えられます。お客様により良いソリューションをご提供するために、これからも一緒にがんばりましょう!

※取材は2018年11月時点の内容です。